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森山愛子のファンふやしたい

森山愛子のファンクラブ

カンニング竹山の宇宙大戦争 第一回

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「ふふふふ、この美しい宇宙、これはすべて 俺のものだ。手を握れば俺の手の平にすべて収まってしまうボ−ルのようなものだ。あの青い美しい星の名、そうだ。そこに住む下等生物たちは地球と呼んでいるようだ。 1500年後にあの星も手にいれよう。わはははは。わたしの名は悪魔大王、大沢樹生
#大沢樹生
#新垣結衣
#蛭子能収
#カンニング竹山IMG_20170204_211449_389

森山愛子の歌謡劇場 叱らないで

森山愛子の歌謡劇場 叱らないで森山直太朗が五才の時だった。
母親の森山愛子と一緒に薪を燃やして湯を沸かす風呂に入っていたときに、
五歳児は急に歌を歌いたくなった。
当時、流行っていた村田英雄の王将を歌うと、母親の森山愛子は目を丸くして、驚いた。
直太朗、お前はなんて歌がうまいんだ。
お前は歌手になったらいい、きっと、紅白歌合戦にも出場するよ。
その母親の言葉は森山直太朗の心に深く刻まれた。
森山直太朗は働き出してからも、その思いは強くなるばかりだったが、
オーデションにはことごとく落ち、

どの音楽プロダクションからも相手にされなかったが、
オーデションを落ちまくっている素人として業界人には知られるようになった。
そうして何十年もの年月が流れた。この職場に転勤してきた男がいた。
何故かスマップと知り合いらしく、音楽業界のことも詳しかった。
男はいろいろな芸能人のことを友達のように話した。
森山直太朗はそれらの芸能人をまじかで見たことがあった。
勿論、彼らとは友達でもなんでもない。
森山直太朗はほとんど妄想で紅白歌合戦の出場歌手候補だと思っているだけの男だった。
森山くん、君は歌手を目指していたことがあったそうだという噂をちらっと聞いたことがあるけど、
森山直太朗は普段からこの男のことが気にいらなかった。

ここにカラオケ測定器があるんだけど、僕と勝負をしてみるかい。森山直太朗は内心うれしかった。
この男にカラオケの点数で勝ことではなく、
周囲の人間にプロの歌手として歌う自分を認められると思ったからだ。
しかし、カラオケの点数はさんざんだった。ただの素人に二倍近い点数の差で負けたのだ。


こんなこともあった。



森山直太朗は鬱屈した思いを抱きながら、それから何十年もの月日が経った。

とうとう、森山直太朗は大言壮語して出てきた故郷に戻るしか選択の道はなくなっていた。
故郷に着いたときは辺りはすっかり暗くなっていて、大きな一本杉が変わらずに立っている。
そのすぐ下に小川が流れていて蛍が飛び回っていた。

森山直太朗は人生を棒に振った原因の 歌というものを歌ってみようと思った。
結局、自分の歌も歌声も世の中に必要とされていなかっったんだ。
森山直太朗が歌を歌い終わると、拍手が聞こえた。
向こうには母親の森山愛子が立っていた。

小さな子供時代と違うのは森山愛子の頭は白髪交じりになり、
歩くのも不自由なのか杖をついていることだった。
しかし、その笑顔だけは子供時代と変わりなかった。

森山愛子の歌謡劇場  君こそわが命

森山愛子の歌謡劇場 君こそわが命

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また、にんにくラーメンを食べているのかよ。
稲垣吾郎は恋人の森山愛子に声をかけた。
これからコンサートがあるのよ。当たり前じゃないの。
コンサートといっても日本武道館横浜スタジアムでやっているコンサートとはわけが違う。
ここは東北の昔、製鉄所でおおいに栄えた場所だったが、
その製鉄所も閉鎖となり、巨大な施設だけが残された。
その中の一つ、自衛隊の宿舎を何十倍にしたかのようなかまぼこ型の建物で
森山愛子はコンサートをおこなう、客は地元の住民である。
森山愛子の歌のうまさは抜群だった。

汗をふきながら、ステージから降りてくると、恋人の稲垣吾郎が待っていた。
デートの約束を二人はしていた。
そこへ、稲垣吾郎の同僚らしい男がやってきた。
吾郎くん、ちょっと、試験槽にきてくれないか。
また、森山愛子は口をへの字にまげた。
また、チョウザメ
チョウザメはここの地域の夢なんだぜ。
私だって夢はあるわよ。

この地域の主な産業である、溶鉱炉の火が消えてから、この地方の活性化のために
製鉄所の施設を再利用して、チョウザメの養殖という計画がたてられた。
そのため、県の水産試験場から稲垣吾郎が派遣された。
そこで森山愛子稲垣吾郎は出会った。最初の出会いはスキーの出来ない稲垣吾郎
スキーのインストラクターでもある森山愛子の生徒になったことからだった。

蒲鉾型の公民館の外にでると、雪が降っていた。
私だって夢はあるわよ。そうだ吾郎がちゃんと働いているか、見に行こう。
森山愛子ジムニーに乗り込むと、チョウザメの試験場に向かった。

大変だぁ、大変だぁ、
稲垣吾郎をはじめ、水産試験場の職員たちはあわてふためいていた。
森山愛子が水槽の中を覗き込むと、チョウザメが苦しそうに息をしている。
稲垣吾郎は頭をかかえこんでいる。
このままでは、チョウザメがみんな死んでしまう。
吾郎、落ち着いてよ。何か方法はないの。
この水槽に湧き水をひいている取水口の第一ポンプをしめて、第二ポンプの取水口を開ければいいんだけど
この雪の深さじゃだめだぁぁぁぁ。
吾郎、何を言っているのよ。私がスキーの指導員だってことをわすれたの。あなたが梟の森まで車で連れてってくれればスキーで私がその作業をやってあげるわよ。

愛子、頼んだぞ。

これね、森山愛子はバールでその作業をやると、そのまま、水産試験場まで滑り降りた。

チョウザメの水槽の前では稲垣吾郎をはじめとする職員たちが喜びいさんでいた。チョウザメも元気に泳いでいる。

愛子、君はチョウザメだけではなく、この地域の恩人だよ。

そのとき、郵便配達員が来て、森山愛子に一枚の葉書を届けた。

あなたの歌う 君こそわが命 に感動しました。東京に出てきて、歌の勉強をしませんか。
                                 水森英夫


森山愛子の歌謡劇場  王将

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森山愛子の歌謡劇場  王将

演歌歌手を目指して上京した森山愛子は安アパートから電車に乗りかえて週に四日間、閑静な住宅街の中にある喫茶店でウエートレスのアルバイトをしながら生活費のたしにしなければならなかった。
大きな家がたくさんあって、そこには大企業の会長だとか、政治家なんかが住んでいた。蝉の鳴き声が沢山聞こえ、暑い日だったので木の沢山はえている木陰のベンチで公園の売店で買ったアイスキャンディーをなめていると、少し離れた向こう側のベンチで寝ている汚ない格好をした老人が森山愛子がアイスキャンディーをペロペロ舐めている姿をじっと見つめている。
キモい。森山愛子から二メートルも離れていない。変質者に違いない。
アイス、アイス、死ぬうううう。
老人は死んでしまったようだった。
こじきのおじいちゃん、死んじゃったの。愛子が爺の顔をのぞきこむと、またアイスくれぇ。
キモい。何でこんな、高級な住宅街にこじきが住んでいるのよ。まぁ、いいわ。この食いかけのアイスでも、この爺の口に突っ込んでおくか。
くるじい。じじいは呻いた。
あっち、あっち
売店の方を指差している。
なんて厚かましいじじいなの。
森山愛子はカバンの中にあった食いかけのたいやきをじじいの口の中に突っ込むと、そのばを離れた。
森山愛子が安アパートに戻ると、下宿のおばさんが顔を出した。
愛子ちゃん、福山雅治のサインを早く、頂戴な。
今度もらってくるから。
しかし、それは不可能な話しだった。
愛子はいろいろな番組にでる予定だと嘘に嘘を重ねていた。
愛子が見た芸能人といえばエスパー伊東だけだった。
福山雅治なんて、愛子にとって星の世界の住人だった。
愛子ちゃん、事務所の****さんがきているよ。
二階にあがると、事務所の****が座布団の上に座っている。
いい知らせだど。うちの社長の知り合いが西條八十先生を知っているんだ。
森山愛子はその名前を中学校の教科書でしか、知らなかった。

有名な作詞家の家へ事務所の人がつれて行くという。
あれぇ、あれぇ、愛子は驚いた。いつも通勤に使っている、電車に乗って、就いた場所はあの高級な住宅街だった。
そしてついた家は京都にあるような銀閣寺みたいな家だった。
中から和服を着た上品な婦人がいて、奥の部屋に通された。
障子が開き、
あれえええ、
出てきたのは、あの小汚いじじいだった。今は綺麗な着物を着て、髪もなでつけている。
そう言えば、音楽の教科書でその顔を見たことがある。
まあ、すわりなさい。
愛子はまだテレビに出たことはなく、下宿のおばさんに嘘をつき重ねていること、就職の相談会に母親といつしょにいったとき、担任に笑われたこと、パンの耳を食べていること、母親を喜ばせたいこと、
などを切々と訴えた。
この高名な詩人は黙って目を閉じた。
それもまた彼が若い頃に経験したことだったからだ。
老詩人は森山愛子を見つめた。
そして彼は微笑んだ。


憧れ

10年くらい前に通勤途中で出会う老人がいた。喫茶店の開店前に立っていて、モーニングを食べて、一日中ぶらぶらしているようだった。金にも困っいないようだった。彼は私の憧れだった。
10年後、私もそういう身分になりつつある。
夢は叶う。(((^^;)