森山愛子のファンふやしたい

森山愛子のファンクラブ

森山愛子の歌謡劇場  柔 第一回

動いたら、ぶっ殺すからな。ここは田舎村小学校の校庭だった。
おい、二宮、クレヨンを出せ。見るからに弱そうな坊主がりの小学生を五人のイケメンな小学生が取り囲んで,いじめていた。クレヨンを手にとった小学生はこの小学生の顔に落書きを書きはじめた。この様子を見るに見かねた上級生が止めようとするとリーダーらしき小学生は手をかまきりの形にして構えた。
四才も年上の小学生もその構えを見ると、目を丸くして逃げて行った。
虐めらているのは、カラテカの矢部という名前で死にぞこないの宇宙人みたいな容姿をしていた。
大野 智 、櫻井 翔 、相葉 雅紀 、二宮 和也 、松本 潤 、
この五人はこの小学校で裏番をはっていた。表面的には優等生だったが裏では悪の限りを尽くしていた。とくに櫻井翔はこの国では使い手が二人しかいないという柔道の殺人技、必殺蟷螂投げの使い手だった。
教室ではこの裏番五人組が待っていると、担任の横山マリ先生が入ってきた。
皆さん、あら、カラテカの矢部くんがまだ来ていないようね。
おどおどしながら、カラテカの矢部が入ってきた。
遅刻しちゃダメでしょう。
矢部くんの家は屑屋だから、ごみを拾っていたんだよ。
教室中に笑い声が起こった。
皆さん、屑屋さんだって、立派なお仕事よ。そうだ、櫻井くん、あなたのお父さん、今度、都知事選に立候補するそうね。今度、あなたのおかあさんと歌舞伎を見に行こうと思っているの、これからも、お友達としてよろしくと伝えてくれる。
カラテカの矢部には毎日が苦しみの連続だった。
親の社会的地位のないことによる大人からの迫害、腕力がないことによる不良グループからの迫害。
とくに嵐の櫻井翔は無敵の柔道技、必殺蟷螂投げの使い手だった。
みんな、校門の外で変な人がいてもついて行ってはいけません。
担任の横山マリ先生は言った。

森山愛子 柔

森山愛子の歌謡劇場  十九の春

森山愛子の歌謡劇場 十九の春
家臣の虫歯を麻酔なしで抜くなんて乱暴すぎるわよ。ピュートルくん。
早く、こっち、こっちに来なさい。
お前は誰だ。
東洋人。そうだ、お前は中国人だろう。
いいえ、あなたは初めて見たかも知れない、日本人、演歌歌手もやっているのよ。
ちくしょう、銃砲隊の奴ら、絶対、許さないからな。
僕、僕、こっちに来なさい。私がピュートルくんと会ったのは、ピュートルくんが十才のときでした。
母の異なるイワンとその姉ソフィアが王位を巡ってピュートルくんの命を狙っていたのでした。
ソフィアの親戚のミロランスフキー家に煽動されたストレリッの蜂起でピュートルくんは命を落とすことところでした。
そのとき、銃砲隊がピュートルに銃を向けた。森山愛子は流線型の道具をだすと、その先端から稲妻がいくつも走って、何十人もの銃砲隊が倒れた。
死んだのかい。
いえ、気絶しているだけ。
お姉さん、命を助けてくれてありがとう。でも、どこからここに来たんだい。僕が親政をはじめたら、
あなたを妃にしてあげよう。少し、年上だけど。
年上だけ余計よ。またね。
どこへ行くんだい。

私がピュートルくんに二度目に会ったのは
ピュートルくんは王位継承騒動を逃れるためにレニングラードを離れてドイツ居留地で戦争ごっこに明け暮れていましたが、やがて王位に就きました。
ピュートルくんは外国の先進知識を取り入れるために自分の身分を隠して船大工になりました。
ここにロシアの皇帝がいるぞ。
あやうくピュートルくんの身分がばれて、危ない状態になったとき、私が会いに行ったときでした。
私の名前は演歌歌手の森山愛子、ここにいるのはギターの伴奏者、ピュートルくんは危うく難をのがれました。
前に会ったときと あなたは少しも変わらない。今日こそ、あなたを妃として迎えよう。
どこに行ったんだ。愛子。
私はまた消えました。

愛子、愛子、ピュートルが大変なことになっているぞ。
私がピュートルくんのところへ行くとピュートルくんはベットに伏せっていました。
彼はネヴァ川河口の砂州に乗り上げた船の救出作業に参加して真冬の海に入って以降、
体調を崩し、死期を迎えようとしていたのです。
愛子、あなたは少しも変わらない 。初めてあなたに会った時から、私はあなたを妃にしようと思っていた。
私たち、エンカ星人は千年の命をもっています。 
私の命をあなたに・・・・
ピュートル大帝、いや、ピュートルくんは私の腕の中で息をひきとりました。

森山愛子 十九の春

rare animal

Songs and ballads theater of Aiko Moriyama sooran migratory bird
The Richard Branson who was known as an adventurer received an interview.
You obtained all the things which you wanted. You will not have anymore the thing which you want.
The super-wealth who thought about something for a while answered with a gremlin. And he stared at the distance. A gremlin.
I employed several hundred human beings in youth and explored a dense forest of the Amazon for the capture of the gremlin.
The gremlin was able to use the magic in rare animals of 15 centimeters, too.
I caught it once and brought it in this mansion.
It has been escaped.
The enka ballad singer jumped there while Aiko Moriyama of the secretary who did it made a fuss.
A chairperson.
A gremlin was found.
A gremlin was found.
There are a chairperson, the rare animal gremlin in Japan.
Well, go to Japan.
Aiko Moriyama whom a secretary of the Richard Branson, the enka ballad singer worked as was waiting for a person at the school gate of the junior high school of the country.
Hello, you are Hideaki Takizawa. She called out to the junior high student who seemed to have some trouble.
You will keep a strange pet.
I do not keep a strange pet.
The junior high student who became the tears eyes suddenly began to run.
When she asks a different junior high student on the way home, his name surely says with Hideaki Takizawa, and the house lives in the Shinto shrine among solemn forests coming out to a myth.
A parent seems to be Shinto priesthood. However, it is said that the house where their Shinto shrine lives in crumbles.
While this failure booed it, a middle-aged woman hurled a bowl at a middle-aged man.
Although the money could not make money, you did a gamble, and, besides, you were deceived by a woman, and money was rolled up by a woman. The man was attacked by a woman one-sidedly. Hideaki Takizawa who became unable to stay went into the secret room of the Shinto shrine.
There was the creature which he found in the depths of the forest at 3-year-old time here. Even if he looked at the animal illustrated book, I did not understand the name of the creature. The strange creature was his only friend. He had already kept it more than a decade, but did not grow up at all.
You will have to repair this Shinto shrine.
Secretary, Aiko Moriyama of the Richard Branson who was an enka ballad singer piled up rolls of bills before a couple of the Shinto priesthood like a mountain.

******

There was a rare animal gremlin in a certain cage in front of the Richard Branson.
Thank. Aiko. But he carries a strange thing on his back.
She was wondering whether Aiko Moriyama might explain it. It is because it was a too local thing. As for it, something like box has a pole.

******

I dislike a fool, a human being.
Hideaki Takizawa cried towards the setting sun on the top of the mountain.
However, he took heart and remembered the words of the old man like that prophet.
This is because it knew the secret that none of the old men knows.
He knew that he kept a rare animal.
In fact, it is an auspicious animal. The old man said. I said that you sounded this and gave two small samisens when in trouble. He made a rare animal bear one.
Hideaki Takizawa sounded a samisen for trial.
It was made a fuss in the mansion of the Richard Branson. The rare animal which carried a samisen on its back stole out of a cage and turned on a ceiling.
The crew of the plane for the weather observation observed an unidentified flying object toward Japan at a low altitude over the Arctic Ocean three hours later.

森山愛子 ソーラン渡り鳥 (地震速報無し)

森山愛子の歌謡劇場  国際線待合室

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森山愛子の歌謡劇場 国際線待合室
どこにでもあるようなクリ-ニング屋の二階にSPPシ-クレットピ-スプロダクトの日本支部があった。
日本支部長の丹波哲郎はふたりの部下、草なぎ剛と春香クリスティ-ンを前にして言った。
マッドMOが日本に来ている。
草なぎ剛の顔は引きつった。
マッドMOは漫画で言えばゴルゴ13のような存在だ。
殺しの依頼をしくじったことはない。しかし、誰もマッドMOの実態を知らなかった。
一体、何の目的で。
日光中禅寺湖の湖畔に湖畔邸病院があるのを知っているか?
そこに政府の肝いりで匿われている***氏がいる。
今度のアメリカと中国の密約の立役者だ。
彼が暗殺されれば深刻な事態が生じる。
***氏を守れと。
沈黙が生じた。
二人はその仕事があまりにも困難を極めていることを知っているからだった。
心配するな。アメリカ本部から MAKがすでに日本にもぐり込んでいる。
MAKが
草なぎ剛の顔はバラ色に輝いた。
MAKは草なぎくんにとっては憧れの人だからね。
春香クリスティ-ンが軽い嫉妬をまじわせて言った。MAKはSPPの伝説の人である。
しかし その実態はマッドMOと同じように誰も知らなかった
草なぎ剛春香クリスティーンが湖畔亭病院に着くと、白衣を着た看護婦が待っていた。
血液がたりません。あなたの血液型は?
草なぎ剛は、何故か、胸の高鳴りを覚えた。その看護婦を遠い昔から知っているような気がしたからである。
胸にはネームバッチがついていて、森山と書かれていた。
あんた、なに、見とれているのよ。
私たちの身分証明書に血液型が書かれているじゃん。
春香クリスティーン草なぎ剛を激しく叱責した。しぶしぶ身分証明書をとりだした草なぎ剛は森山という看護婦に強く袖を引っ張られた。
Rhマイナス 、あなたの血をください。お連れの方もついて来てよろしいですよ。
いいですか。さしますよ。
血、採られちゃった。

お前、なに、でれでれ、してんだよ。春香クリスティーンは草なぎの頬を五六発叩いた。
警護の依頼をされた***氏は病室にはいず、湖を望む美しい西洋庭園で朝のお茶を楽しむ時間だという。
お茶とケーキを運ぶ係のあとをついていけば***氏のところへ行けるというので、係のところへ向かおうとすると目に見えない影がケーキと紅茶載せたワゴンの前を通りすぎたような気がしたが、ふたりは目の錯覚だと思った。
***氏は偽装の病人だったからピンピンしていた。
君たちがSPPから派遣された諜報部員かい。
***氏が紅茶茶碗を口に運ぼうとしたとき茶碗と***氏の頭が吹き飛んだ。
何をするんだ。
ふたりが振り向くとライフルを構えた、あの看護婦が立っていた。
チキショー、チキショー。
草なぎ剛が泣きながら森山という名札の看護婦の方に向かっていくと、
空から縄梯子がするすると降りて来て、その看護婦はヘリコプターの中に消えていった。
チキショー、チキショー、お前が殺人者、マッドMOなのか。森山さぁぁん。
森山さぁぁん。は余計なのよ。
春香クリスティーン草なぎ剛の頭をぺちと叩いた。
なんだ、これ。
ふたりの足元にトランプが1枚、落ちている。
ダイヤのエースには書かれていた。 誰が味方なのか、敵なのか、ははーん。
なんだ、これは。
森山さぁぁん。
それが余計なのよ。春香クリスティーン草なぎ剛の頭をまたぺちっと叩いた。
********
残念なことに***氏は殺された。SPP日本支部長、丹波哲郎は眉ねをひそめてふたりの諜報部員たちを眺めながら言った。
しかし、喜ばしいことがある。この暗殺により、マッドMOの行動の軌跡がぼんやりと掴めるかも知れないということだ。
支部長、何故、二発の銃弾が撃たれたのですか?あの看護婦がマッドMOなんでしょうか?
うちの知り得た情報では、
あの看護婦の名前は森山愛子、看護婦のかたわらに演歌歌手もやっている。
彼女がマッドMOだなんて、殺人鬼だなんて。
おーーーい、草なぎ、何をぼんやりしてるんだ。
本当 、馬鹿みたい。草なぎくん、あの看護婦に血を抜かれてから少し、変よ。春香クリスティーン草なぎ剛の袖を引っ張った。
マッドMOは日本に来てから、ここに寄っている。
草なぎ剛春香クリスティーン動物愛護団体の小さな建物を尋ねた。
そこで得た情報によると確かに変わった人物が来たが、用件は忘れてしまったということだった。
おっ、あれは。
草なぎ剛はあの女性を見つけた。
春香クリスティーンに知られないように、その車に近づいた。
あなたはマッドMOなのですか?
その問いには答えず車はものすごい勢いで走り出した。
******
ちょうどその頃SPP日本支部丹波哲郎にシカゴにある本部から電話がかかってきた。
なるほど、そうですか。ジェローム・レバンナ博士の消息はわかりましたか。
信じられないが事実なんですね。
その夜
丹波哲郎はふたりに召集をかけた。
三センチの装甲鉄板に武装されたリムジンに乗り込んだ三人は夜の東京を羽田空港にむかった。
草なぎくんはあの森山という看護婦がマッドMOで***氏を殺したんじゃないかと思って悩んじゃているんです。
リムジンのハンドルを握っまま前を向いている丹波哲郎はふたりの顔も見なかった。
なんで 悩む必要がある。
やがて、夜の闇にクラゲのように光る羽田空港の前に止まった。
その前には動物病院の車が停まっていた。
あれだ。
 三人はマシンガンを持つとその車に近づいた。すると、向こうからマシンガンの銃声が響いた。
信じられないことに、金色の小さい猿がマシンガンを持って立っている。
猿のほうが身のこなしが軽いので、三人は車の影に隠れるほかしかなかった。
屋根の方から、声が聞こえた。
あんたの最後よ。マッドMO。
そこにはあの看護婦が立っていた。
金色の小さな猿はMAKのライフルに頭を撃ち抜かれて倒れた。
紅茶茶碗を撃ったのはMAK
、つまり森山愛子だった。
紅茶茶碗に毒が入っていたからだ。頭を打ち抜いて殺したのはマッドMOだった。
マッドMO,それは極度に発達した医学が生んだ悪魔だった。
猿の中に人間の人格を移植した悪魔だった。
MAKの正体がわかった今、森山愛子は日本にはいられなかった。
敵なのか、味方なのか。
私のこと、嫌い、好きって聞いてきたのよ。
春香クリスティーンは隣にいる草なぎ剛に声をかけた。
MAK、こと森山愛子をのせた飛行機はテールランプの赤い光を夜の闇に残しながら飛び立っていった。

国際線待合室:森山愛子(歌詞中譯│對應曲:人兒不能留-鄧麗君│夢難圓-龍千玉│人兒不能留-白冰冰)

森山愛子の歌謡劇場  チャッカマン

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愛子の歌謡劇場 ヤットン節 チャッカマン

忍法解説。

忍法猫パッチン。

術者は猫の胴体にゴム紐を付けて、鎖分銅のように回す、すると頭に猫が飛び乗り、相手の首をしめて殺す。

この術をつかう女忍者がいた。くのいち愛子。その猫の名前は愛愛。賞金稼ぎである。くのいち愛子は大目付に秘密の場所に呼び出された。

妖術使いの妖僧が将軍にとりいって御政道を乱しておる。大目付がくのいち愛子に妖僧を忍術猫パッチで始末するように依頼した。

秘技、猫パッチンの猫を連れて、江戸城の奥深く、入っていった。くのいち愛子は松の幹の影に隠れた。いたいた。聞きしに勝る怪異な容貌をしている。妖僧は縁側で爪を切っていた。猫をぶんまわし、妖僧脳内に猫、愛愛を投げつけようとすると、にやあおおん。どこからか鋏が現れて、猫は空中高く舞い上がった。

しっ、くのいち愛子は声を出さないように、口を押さえられた。

逃げるんだ。

闇夜に見える姿は甘い顔をしたいけすかない二枚目だった。

何すんのよ( `Å´)

何とか 江戸城を抜け出した愛子の前にはいけすかない二枚目が立っていた。

女忍者、猫パッチンがきくと思っているのか?

ふざけないで、猫パッチンは必殺技よ。それより、あんたの名前は?

田口順之助。男は上から目線で答えた。

ふ、ふ、ふ、ふ

そう思うなら、女忍者。その必殺技を俺にかけてみろ。

何て小生意気な男なの。

私は手加減はしないわよ

猫パッチン。(ーё一)

愛愛は飛んでいき、田口順之助の頭に乗っかった。しかし田口順之助は身動きもしなかった。

こう見えても猫の愛愛は寝技、世界一よ。

このにやけた男をしめおとしておしまい。

にやああああ

愛愛は前足を組んで田口順之助の首をしめるが田口順之助は笑っているだけだ。

ふはははは。笑い声だけは豪快だった。猫パッチン、破れたり。

きゃーーあああ。

田口順之助の頭は地面に落ちた。

そして、なんということだろう。(ーё一)

頭がまた、にょきにょきはえてきたのだった。

これこそ秘技猫パッチン破り。

女忍者、今日はさらばじゃ。

田口順之助は満月の中に消えていった。

妖僧脳内も首にょきにょきの技をつかえるぞ。助けてくれてありがとうと言ってもらいたかったな。( ´∀`)は。はははは。

https://www.youtube.com/watch?v=09ejuo5sLRY

滝行じゃ。

どこからか、声が聞こえたような気がしました。そうだ、滝行をしよう。

くのいち愛子が育った忍者の里にはくのいち愛子のおじいちゃんも住んでいて、

くのいち愛子はおじいちゃんの顔が思い浮かんだ。

白装束に身をまとった愛子は思いきって滝壺の中に飛び込んだ。(ーё一)

いやーん、冷たい。身体をよじると、

あれ、くのいち愛子が岩の方を見ると愛愛が同じように身をよじっている。

これは、もしかしたら、おじちゃんが言っていた

高等忍術、ペット一心同体。遠隔操作で動物を殺人ロボットにかえることができるわざ。

これで賞金稼ぎがやりやすくなる。

愛愛に刀をもたせると愛子が思ったように刀をうごかしている。

やったあああ。

なに、猫と遊んでいるんだよ。

あんた。

また、あんたなの。

愛子は木の枝の上で頬ずえをつきながら自分の方を見ている田口順之助の方を見ながら、べっかんこーをした。

田口順之助は木の上であぐらをかいた。

きみにいい情報を教えてあげようと思って来たんだぜ。妖僧脳内、週に一度、江戸城の外に出てお楽しみだ。

・・・・・

愛子と愛愛は江戸の庶民が入れないような寺にいた。青い空の上に満月が輝いている。あの得体の知れない男、田口順之助のはなしでは妖僧脳内は寺のなかで美女を集めて乱こうパーティーをやると言う。

妖僧脳内は不思議な油を使って、怪異な容貌のくせに美女をその気にさせるという。

ペット一心同体の技を身につけた今、私には敵はいない。

脳内の首はとったは。

さあ、行くわよ。愛愛。にゃあ。

巨大な豚のような肉の固まり、白いなまめかしい裸体が絡んでいる。

小さな刀を持った猫が妖僧脳内の首をとりにいった。

にゃあにゃあ、愛子は遠隔操縦で猫を操った。そのとき部屋の片隅にいた黒い影が急に愛子の方に向かってきた。それは女だった。しかし背中には蝙蝠の羽根がはえている。こうもり女は美女の身体に魔方の油を塗ることのほかに妖僧脳内のボディーガードも勤めている、身体には黒い革の水着を着ている。くのいち愛子の計算違いだった。敵がふたりもいるなんて。その時、大きな音がして部屋の壁に穴があき、砲弾のようなものが頭をだし、そのなかから声が聞こえた。さあ、ここにはいるんだ。愛愛と愛子がそのなかに入るとどんどん、空に上がっていった。

その砲弾は巨大な凧につながっている。

愛子はそれが田口順之助だということはわかったが、その姿はぼんやりとしている。身体がほてってくる。

自分の意思に反して田口順之助を求めてしまう。

ばか、眼をさませ。

愛子は自分でも自分が誰かわからない気がした。身体の中がむずむずして田口順之助にキッスをしたくなる。潤んだ目で田口順之助を見てしまう。順之助えええ。すると突然、この得体の知れない男の手が伸びて愛子の太ももに触れた。

いやーん、なに、するのよ。

ばか、恥ずかしがっている場合か。

愛子は人差し指を自分の唇に当てた。

田口順之助の手にはものを拡大してみるための大きな虫眼鏡が握られている。

田口淳之介は愛子のふとももをじっと大きな虫眼鏡で見つめた。

やっぱりそうだ。君の身体は魔法の油の毒牙におかされている。

田口順之助はくのいち愛子に覆い被さると太ももを吸った。

もう大丈夫だ。僕は君の命の恩人だよ。君は色きちがいになって狂い死ぬするところだったんだぜ。

にゃあ、愛愛が鳴き声をたてたが愛子は何がなんだかわからなかった。愛子が愛愛の方をみると愛愛はエメラルド色の綺麗な球で遊んでいる。

これは!

君の相棒はいいもの持ってきたよ。

君が飼っている猫のお手柄だ。これは非常に価値のあるものだ。

どの位の価値なの。

妖怪脳内の首をとったら大目付にいくらくれると言われた。

このくらい。

愛子は指で金額を示した。

その三倍はある。

へへへへへ。いいこと聞いちゃった。

二人が大凧につるされたロケットから降りてくると江戸の街は夜が明けていた。

女忍者、僕は妖僧脳内の様子を伺ってくるから。

あなたは敵なの、見方なの。

ふふふふ。

田口淳之介は謎の微笑みを残したまま江戸の街に消えて行った。

いいことを聞いちゃった。

くのいち愛子は盗品の宝石を買ってくれる南蛮人の商人を知っていた。

行くっきゃない。危ない目に会うよりも簡単に大金が入るわよ。

魔法のやかたのような家の中に入っていくとおかまの宝石商人が待っていた。。

どれどれ見せて頂戴。

おっ、これはどこから盗んできたんだい。ふふふふ、へへへ。

私がお前の知り合いだとでも思っていたのかい。

あんたは

仮面を脱ぐと、そこには妖僧脳内がいた。

妖僧脳内は気持ちの悪いぬるぬるした怪獣に変わると愛子に襲い掛かった。

こんなことだと思ったよ。

女忍者その球を上にあげるんだ。

愛子の上げた球を田口順之助は不思議な拳銃で撃ち抜くと七色の粉に変わって妖僧脳内は綺麗な小さなカエルに変わった。

ポケモン一匹、ゲット。

あんたは。

そう、ポケモンゲッター。

愛子のいる忍者の里の上の方にポケモンゲッターの里があった。

彼らは不思議なポケモンをつかまえると

南蛮人に売るという、実入りのいい商売をしていた。

おじいちゃはいつもポケモンゲッタ−は人間の屑だと言っていた。

ポケモン、ありがとう。また田口順之助は大凧にのり込んだ。

空にするすると上がって行く。

ちょっと、ちょっと、あんた、待ちなさいよ。

女忍者じゃない。私には森山愛子って言うちゃんとした名前があるんだからね。

주현미-잠깐만

森山愛子の歌謡劇場  宗右衛門町ブルース

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愛子の歌謡劇場  宗右衛門町ブル−ス

まだ三十才を少しすぎたばかりの男が大阪のクラブのドアを開けて、なかに入っていくと、決まった席に座った。暗い顔つきをして、店の中を見回した。そのとき、この店一番の人気ホステス、佐々木希がドラマに出ている人気俳優のところへ満面の笑みを浮かべて行こうと、彼の横を通りすぎようとしたときに、お尻を触ると佐々木希は彼の手の甲を激しく叩いた。

ちぇ、落ち目のオリンピック選手なんて相手にもされないのかよ。

離れた席ではナンバーワンホステスが巷の人気者と楽しそうに笑い声をあげている。

その様子を離れた場所で見ていたちいママが男のそばに行った。半分は酒代を払って貰えるのか、心配だったのだ。

今度のことは大変だったわね。でも私、いつでも木村くんのことを応援しているからね。

ごく一年前まではオリンピック候補選手だった。それがスポーツ新聞の片隅に木村拓哉の名前が載ったときは彼の選手生命はたたれていた。

今度新しい女の子が入ったのよ。愛子ちゃん、いらっしゃい。

栃木ぽい顔をした女の子が木村拓哉の前に座った。

お客さん、何、飲みます。

ペンギン、木村拓哉はつぶやいた。

お客さん、何、なんか言いましたか。

何も。

俺は何、やっている人か、わかる。

弁当屋さん。

あちゃあ、やっぱ、マイナーなんだ。

木村拓哉は自分の立ち位置を改めて思い知らされた。

名前をきくと森山愛子だといった。最初の印象どうり栃木の出身で、短大に通いながら、アルバイトでホステスをやっているという。スポーツ競技とも関係がなく、ましてオリンピックなんて遠い世界の出来事だというのが、嬉しい。

すっかりと癒やされて店をでた。

店を出て、大阪の夜の街を歩いていると、

おい、稲垣吾朗、待て、待つんだ。

木村拓哉はその男のところに行くとなぐりかかった。

なにを、するんだ。木村拓哉、お前がオリンピック候補からおろされたのは、お前が原因だろう。悔しかったら、あの二百メートルさきに走っているバイクのナンバーが読めるか。俺は読めるぞ、は57238

春だというのに、この虚しさはなんだ。

木村拓哉はオリンピックでもマイナーなクレー射撃の選手として金メダルを期待されていた。しかし、不慮の事故と政治的な駆け引きで木村拓哉は選手生命をたたれた。そして、木村拓哉がはじめた射撃法も埋もれてしまったのだ。

俺の心の中には何もない。そう、呟きながら、その片隅で暖かいもの、なにか、心の中に小さな訪問者を感じていた。

ここは、

木村拓哉は無意識だったが短大の横を歩いていた。

おっ、ここは。あの田舎ホステスがかよっている短大じゃないか?

おっ、あれは。

あの小娘、嘘をついていたな。

そこで、森山愛子がほうきみたいなものをつかってトレーニングをしている。

あの田舎ホステス、カーリングの選手だったんだ。

明日、とっちめてやろう。

君は嘘をついていたね。

なにをですか?

君は短大でカーリングをやっていたんじゃないか。

恥ずかしかったから言えなかったんです。

ここで木村拓哉はいたずら心が起こった。

自分の種目の適性を計る方法を木村拓哉は知っていた、そして、それはいつも誰に対してでも間違いはなかった。それを試してみようと思った。

木村拓哉の顔色はみるみる変わっていった。

田舎ホステス、俺と外で、付き合わないか。

木村拓哉を驚かせたことはそれだけではなかった。

木村、知らなかったのか。木村拓哉が尊敬しているクレー射撃で表彰台まであと一歩という男の話しでは、この短大生でもある田舎ホステスは自動車事故で死んだ伝説のクレ−射撃の選手の忘れがたみだった。

・・・・・・・・・

愛子ちゃんが手をふってるわよ。ちいママが木村拓哉に話しかけた。

どういう方法だったのか、どういう時間を過ごしたのか、それは二人にだけしかわからない。

しかし、森山愛子は異国の地のオリンピックにいて、木村拓哉は宗右衛門町のクラブにいる。

俺の射撃法は埋もれなかった。

木村拓哉はグラスを口にした。


森山愛子 宗右衛門町ブルース ピアノ&ヴォーカルデュオ

森山愛子の歌謡劇場  新宿の女

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森山愛子の歌謡劇場 君こそ命

昔から新宿に住んでいる男がいる。その親もここに住んでいた。江戸時代から、いや、もっと遠い時代から先祖はここに住んでいた。男は小太りの平凡な男だった。年齢は三十半ばになっていた。

まだ結婚していないどころか、恋人もいなかった。

会社へ行くと男の同僚たちがそわそわしていた。

今度、清純そうな可愛いい、新入社員が入ったという噂話で持ちきりだった。

男には遠い世界の話しにしか聞こえなかった。どう考えても自分にはもてる要素はなく、きっと格好いい男がさらっていくに違いないと思っていた。名前は森山愛子だということだった。

ここに座っていいですか。

急に声をかけられ男は目をしばたいた。噂の主が目の前に座っている。

この偶然はそれだけではなかった。帰りの電車でも一緒になったのだ。

それも電車は混んでいたので、顔は近づき、部分的に身体が触れることもあった。

男は大正時代に建てられたという古びているが、立派な門構えの家の中に入ると、年老いた母親と向き合って膳を並べたが、母親は男の変化に気付いた。

お前、恋人でも出来たのか。やっとお前の価値に気付いた女の子が現れたんだ。

名前は森山愛子って言うんだ。

この可愛いい女の子とどう見てももてそうにない男の組み合わせは社内でも奇異な組み合わせと思われていたが、二人は楽しいデートを重ね、ますます親密になっていった。誰が見ても仲の良い恋人同士だった。二人が大観覧車に乗ったとき、男は森山愛子に言った。僕を見つけてくれてありがとう。一生、恋人が見つからないと思っていた。もし僕に恋人が出来たら恋は一生に一度でいいと思っていたんだ。僕は君のことだけ見て、ほかの女の子のことは見ないよ。

嬉しい。森山愛子はそう言うとガチャガチャで取ったドラエモンのソフビを渡すと男は満面の笑みを浮かべた。

しかし、男は森山愛子が彼に知られないように舌打ちをしたことを気付かなかった。

このアイドルと同時に手足のやけにひょろ長い男が転勤してきていた。

その男は得たいの知れない男で北海道支店から転勤してきたという話だった。

社内の誰も気づかなかったがいつも森山愛子の現れる場所ではその男が誰にも見えないところで彼女を監視していた。

新宿の上空、数千万キロの宇宙に人類の科学では捕捉出来ない円盤が浮遊していて、銀色のつるつるの服を着た二人の宇宙人がいた。森山愛子と手足の細長い男だった。

下等生物の相手をしてくれてありがとう。もうすぐ目的を達成できる。この時間生成装置もあの男の家にある部品を取り返せれば、時間の停止だけではなく、時間の順行、逆行も自由に出来る。全く遠い昔にあの男の先祖が時間生成装置のもっとも重要な部品を手に入れて訳も分からなく家宝として持っていたなんて世の中、何が起こるか、わからないよ。それにしても、恋は一生に一度でいいという言葉を聞いて、笑ったよ。君に心をすっかり奪われているじゃないか。われわれのような高度な文明を持った存在が君と恋人同士だと思っているとは。あの下等生物は、ははは。

森山愛子も笑ったが、その笑いはぎこちなかつた。さあ、時間を止めよう。時間生成装置は重要な部品がなくても時間を止めることだけは出来た。

時間を止めた二人の宇宙人はあの新宿の家に降り立った。静止画のように男も母親も止まったままだった。

見つけたぞ。

この部品のためにつまらない芝居をしていたんだな。

銀色のとかげみたいな衣装をまとった森山愛子は無言だった。

なくなっていた部品を嵌め込んだ時間生成装置はまた動き始めた。

規律違反をおかしてもいいですか。森山愛子は突然口を開いた。

森山愛子は時間生成装置を順行させた。

あの古風な家の中の映像が映し出された。

一年後、男の机の上には、ドラエモンのソフビがのっていた。

そして十年後も

月星夜

男の家の玄関には下等生物の人間に生まれ変わった森山愛子が星の明かりの下に立っていた。

玄関の中には明かりがともっている。

森山愛子は玄関の呼び鈴を鳴らした。


森山愛子 新宿の女